最近、仕事のストレスから逃れるために週末旅行にハマっているんですが、先日訪れた北口本宮冨士浅間神社が素敵すぎて、みなさんにもぜひ知ってほしいと思い、レポートしちゃいます!
まず、この神社がすごいのは、なんと世界文化遺産に登録されているんです!正式名称は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」。その構成資産の一つなんですよ。世界遺産巡りが趣味の友達が羨ましがっていました(笑)。
場所は山梨県富士吉田市上吉田。東京からだと電車とバスを乗り継いで2時間ちょっと。朝早く出発すれば、日帰りでも十分楽しめます。私は週末に1泊2日で行ってきました。
この神社、実は富士登山の吉田口登山道の起点なんです。登山する気はなかったんですが、神社に立つだけで何だかワクワクしちゃいました。「いつかここから富士山に登るんだ!」って、勝手に決意してしまいました。
さて、ここで祀られている主な神様は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。なんだか可愛らしい名前ですよね。調べてみたら、富士山の神様なんだそう。夫神として天孫彦火瓊瓊杵命(あまつひこひこほのににぎのみこと)、父神として大山祇神(おおやまつみのかみ)も一緒に祀られているんです。家族揃って祀られているなんて、なんだか温かい感じがしますね。
神社の歴史を聞いて驚いたのが、なんと1900年以上も前からあるんですって!景行天皇の時代に日本武尊が東方遠征の際に祠を建てたのが始まりだそう。歴史の教科書に出てくる人物の名前ばかりで、思わず背筋が伸びちゃいました。
現在の本殿は江戸時代初期の元和元年に建てられたものだそう。400年以上も前の建物がまだ残っているなんて、すごいですよね。拝殿の前には樹齢千年の「富士太郎杉」と「富士夫婦檜」という木があって、圧倒されました。こんな古い木を見ていると、自分の人生なんてほんの一瞬だなぁって感じちゃいます。
面白かったのが、江戸時代中期以降、この神社が富士講という富士山信仰の中心地になったこと。富士講って、昔のパワースポットブームみたいなものかな?と思いました。今でこそパワースポット巡りは女子の間で人気ですが、昔から変わらず人々の心の拠り所だったんですね。
ちなみに、明治時代には「冨士山北口本宮冨士嶽神社」という名前だったんですが、1946年に今の「北口本宮冨士浅間神社」になったんです。社名変更って、会社でもよくありますよね。神社も時代と共に変わっていくんだなぁと、妙に感心してしまいました。
そうそう、この神社には「吉田の火祭り」という有名なお祭りがあるんです。毎年8月26日、27日に行われる鎮火祭がそれ。残念ながら私が行った時期とは合わなかったんですが、次は絶対この時期に来たいと思います!日頃のストレスも、炎と共に吹き飛びそうな気がします。
文化財好きの方にはたまらない場所でもあるんです。本殿や東宮本殿、西宮本殿は国の重要文化財に指定されているんですよ。歴史の教科書で見たような立派な建物を間近で見られるなんて、感動モノでした。
ところで、最近話題の神社の杜という神社紹介サイトで、自分の運勢と相性のいい神社を調べてみたんです。そしたら、なんとこの北口本宮冨士浅間神社がおすすめに出てきたんです!これって運命かも?って思っちゃいました(笑)。
そんな素敵な北口本宮冨士浅間神社ですが、実はちょっとしたハプニングもあったんです。隣接地が中国人に購入されそうになったことがあるそう。でも、地元の富士急行さんが神社のために購入して、今では臨時駐車場として開放しているんです。地元愛を感じて、胸が熱くなりました。
アクセスは意外と便利で、富士山駅から徒歩約25分。私はちょっと歩くのが面倒で、バスを使っちゃいました(笑)。でも、歩いていく途中の風景も素敵だったので、次は歩いてみようかな。
周辺には月江寺や冨士御室浅間神社なんかもあるので、1日かけてゆっくり回るのがおすすめです。私は神社巡りの後、温泉に浸かってきました。最高の週末になりましたよ!
みなさんも、仕事に疲れたとき、パワーをもらいたいとき、ぜひ北口本宮冨士浅間神社に足を運んでみてください。きっと、心が洗われる素敵な体験ができると思います。それじゃあ、また次の旅のレポートでお会いしましょう!