中古マンションを探す前の準備
中古マンションを探す前には、物件探しをスムーズに進めるために、あらかじめ住まいに求める条件を整理しておくことが必要です。
具体的な条件整理のポイント
中古マンションを探す前に考えておきたい主なポイントを紹介します。
絶対かなえたいこと、外せないこと
まずは、マンションに求める「こだわり条件」を基準に考えます。
ここでは、以下の3つを基準にすることがおすすめです。
1. 絶対かなえたいことや外せない条件
2. できればやりたいこと
3. 絶対ダメなこと
予算を決める
マンション購入時に悩む人が多いのが予算の決定です。
しかし、注意が必要です。
住宅ローン返済額は家賃並みにするという考え方は危険です。
なぜなら、賃貸マンションでは家賃・共益費・管理費・駐車場代が一般的ですが、中古マンションを購入すると、住宅ローン返済額・共益費・管理費・駐車場代に加えて、固定資産税・修繕積立金、場合によっては住居内のリフォーム費用など、費用が多くかかります。
また、最初は家賃並みの返済額でも、将来的に子どもの教育費などで家計状況が変わる可能性もあります。
それに加えて、生活費・交際費・老後資金なども考慮し、銀行が貸してくれる金額ではなく、将来もゆとりをもって生活できる金額をシミュレーションして予算を決めることがおすすめです。
住みたいエリアを決める
事前に住みたいエリアをある程度絞っておくと、物件探しをスムーズに進めることができます。
住みたいエリアを決める際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
1. 通勤・通学の便やアクセスの利便性(電車の本数や駅までの距離など)
2. 実家や今の住まいとの距離
3. 買い物や病院などの利便性
4. 学区や教育環境
5. 自然や公園などの住環境
これらのポイントを考慮しながら、中古マンション探しを進めると、理想の住まいに出会える可能性が高くなります。
中古マンションを購入する際には、築年数を明確にすることが重要です
中古マンションを選ぶ際には、築年数が販売価格に大きく影響します。
特に築30年以上といった築古物件は、価格が安くなる傾向があります。
しかし、築古物件を選ぶ際には、価格が安いからという理由だけではなく、慎重な検討が必要です。
そして、不動産の購入には必ず契約不適合責任が付いています。必ずチェックしましょう。
草野さんによれば、築古物件はあまりおすすめできないとのことです。