一戸建ての固定資産税の計算方法
一戸建ての固定資産税は、不動産の評価額に基づいて計算されます。
まず、固定資産税の計算に必要な不動産の評価額を算出する方法から説明します。
まず、固定資産税の評価額は、固定資産税納税通知書に記載されている場合はそれを参考にします。
しかし、所有していない不動産の評価額を知る場合は、不動産の売却相場を基に算出する必要があります。
ただし、この算出値は目安であり、土地と建物では計算方法が異なることに留意してください。
土地の場合、固定資産税評価額は土地売却相場に0.7を乗じたものです。
具体的な計算方法は以下の通りです。
土地の固定資産税評価額 = 土地売却相場 × 0.7 この計算方法によって、一戸建ての土地の評価額を求めることができます。
次に、建物の評価額を算出します。
参考ページ:不動産購入後の一戸建て固定資産税の平均や相場っていくらかを解説!
建物の評価額は、建物の延床面積や築年数、建物の構造(例:木造、軽量鉄骨造など)によって変動しますが、ここでは築10年の木造一戸建てを想定しましょう。
具体的な建物の評価額の計算方法は、各自治体によって異なることがあります。
一般的には、建物の延床面積に係数をかけた値を基に評価額を算出します。
このようにして求めた土地の評価額と建物の評価額を合算し、固定資産税の評価額を算出することで、一戸建ての固定資産税を計算することができます。
なお、固定資産税には土地と建物の両方に減税措置があるため、この計算結果にはその減税措置が含まれていることをご了承ください。
減税措置の具体的な内容や適用条件は、各自治体の条例によって異なるため、詳細については各自治体のホームページや関連資料をご確認ください。
土地の固定資産税評価額について詳しく解説します
土地の固定資産税評価額は、土地売却相場と0.7という割合を使って算出されます。
この0.7という数値は、土地の固定資産税評価額を公示価格の70%を基準に計算するために使用されます。
具体的には、公示価格とは国土交通省の土地鑑定委員会が毎年公表する、標準地の評価額のことを指します。
この公示価格を基準として、土地の固定資産税評価額を算出することで、土地の価値の目安を得ることができます。
つまり、土地の固定資産税評価額は、公示価格の70%に基づいて算出されるので、この数値を使って土地の価値を把握することができるのです。